歯科医院にお越しいただく理由の一つにつめ物がとれた、かぶせ物が取れたというものがあります。

歯の状態に問題がなければもう一度おつけすることもできますので、
忘れずにお持ちくださいね。

さて、こんな状況のときに取れたものをどうやって持ってきていただくことが多いかランキングとコメントを発表したいと思います。

なぜかランキングは、中途半端に第4位からです。

 

第4位 財布の中にそのまま入れる

財布は外出時に肌身離さずお持ちいただいている大事な小物ですよね。
小銭入れの中に入れておけば紛失する心配もないですし。

なくさないという意味ではいいのですが、
小銭と一緒に入れているのは少し不潔ですかね。
むき出しなので、薄い部分が変形することもありますし、あまりお勧めの保管方法ではないかもしれませんね。

 

第3位 ティッシュにくるむ

ティッシュにくるめば比較的清潔に保管できますし、なにより身近にあるものなので人気の保管方法ですね。

ティッシュにくるむのは直接保管するよりは変形の原因にもなりませんし、よいですね。
ただ、つめ物は小さいので、ティッシュの中でどこにいったかわからなくなったり、
いざ、取り出そうと思ったら、ぽろっとティッシュから落っこちてしまったりしがちです。

来院までの期間があいてしまうと、軽いですし、中も見えませんので、
それまでに家族がごみと間違えて捨ててしまうこともあるかもしれません。

診察時にティッシュのまま、「とれたものです」ってティッシュごと渡されることもありますが、
万が一にも、中身を落としたら心象が悪いので(落としたら消毒しますが・・・)
落とさないように・・・
机の上や診療台のテーブルの上でティッシュを開くように気をつけています。

 

第2位 ラップフィルム(サランラップ等)にくるむ

衛生面ではティッシュと似た感じですが、外から見える分、紛失することも防げて安全ですね。
ただ、中が見えないくらいラップを何重にも封鎖してる方もいて、開けるのに一苦労したり、
包み方も個人差があるので、
(一重目からとにかくぐるぐるとくるんだり、ラップだけ何層か作ってからその中にくるんだり、
ラップの幅が大きいのに対し、小さなものを包むことに決まりもなく、
予測しない人それぞれのバラエティに富んだ包み方があります。)
で、ここでかというところで急に開いて、やっぱり落としたりする可能性があるので注意をしています。

患者さんに開けてもらえば、そうした突然落ちるリスクも少なくなりそうと考えるところですが、
これはこれでティッシュ、ラップを開けるのは患者さまも実際には不慣れで、結局床に落としてしまい、
つめ物も小さいですから、「どこ行った!どこ行った!」と、
落としたコンタクトレンズのように、診療台の周りで探し回るはめになることにつながるので、
包んだ状態で渡してもらい、多少なりともティッシュ、ラップを開けるのに慣れてる私たちがやるようにしています。

 

第1位 ファスナー付きのビニール袋(ジップロック等)に入れる

最もおすすめの方法ですね。

衛生的ですし、外の力からも守られますし、出すときに出しやすく落とす心配も少ないです。
欠点はティッシュやラップと比べると患者さんにとってはコストがかかることでしょうか。

気分的に再利用もできないですしね。

実際の治療の際には、100円ショップで売ってるような透明な普通の小さな袋に入れていらっしゃる方が多いのですが、
柄付きだと、なぜかキティちゃんの保存袋をよく見かけます。
無口でダンディな男性患者さんから、キティちゃんの袋を、「はいっ」と渡されたりすると心が和みます。

 

番外編 むき出しでポケットに入れる

番外編というか、多いパターンではあるのですが、シンプルに?「むき出しでポケットに入れる」。
ただ、この手の方の中には、
診療室まで入ってから、「あれ、あれ」とか言い出して、ポケットというポケットを探し出し、
「絶対に入れたはずなんだけどな」と財布の中なども探した挙句、
「ないなー」となり、作りなおしになることもあります。

ということで保管になってないということもあるという理由で、番外編とします。

歯のつめ物は小さく、紛失しやすいので、むき出しでの保管はできれば避けましょう。

 

以上、院長先生の勝手にランキングでした。