春は卒業、入学の季節ですね。
そして新たな歯科医師や歯科衛生士たちが生まれてきます。
当院でも二人の新卒の歯科衛生士を迎え入れることになり、
4月からの正式入社を前に、3月はアルバイトでの研修も行っています。
先輩衛生士たちが丁寧にしっかりと教えてくれていて、とても助かっています。
教えることも自分の知識の確認や成長につながっていくと思います。
多くの歯科医院で歯科衛生士の確保は課題のひとつとなっています。
ここ数年、広く求人難と言われていますが、
歯科衛生士の求人倍率も10倍とも20倍とも言われています。
そんな中で当院に入社してくれたのですから、
こちらもきちんとした歯科衛生士に育て、この仕事の良さを知ってもらい、
長く歯科衛生士として活躍できるようにしたいものです。
その一方で女性が多い職場なので、
どうしても結婚、出産、育児の影響がでてしまいやすいのが悩みの種です。
この冬には、衛生士が1名産休に入りました。
育休中の衛生士は、4月の保育園入園に昨年に続き落ちてしまいましたし、
家庭と仕事を両立させる、社会としての女性の活用、1億総活躍時代とは言っても、
実際にはそのための社会環境を整えることはなかなか難しいものがあるようです。
昨今、保育園に入れない保護者の方たちのニュースを目にします。
本人たちが一番大変な思いでしょうが、
そうした方たちを待っている会社や、周りのスタッフたちも
この問題を少しずつでも解消してほしいと願っています。
採用に力を入れることも大事ですが、長く勤めてもらう環境づくりも大切です。
しばらくは院内では研修の声も聞こえるかもしれませんが、
良いスタッフを確保していくために大切なことは教育です。
医院の将来のために、暖かい目で見守っていただきますようよろしくお願い申し上げます。