皆様、今年も1年ありがとうございました。
今年の初めには、まさか新型コロナウイルスという未知のものとの付き合いがこれほどまでになるとは想像しませんでした。
今年1年を振り返るにしてもコロナにかかわることばかりですし、
来年を予測、計画するにしてもコロナが身近にあるものとして考えなくてはならないようです。
歯科医院における感染対策について
歯科医院はそもそも医療機関として、消毒・滅菌など清潔な環境が高く求められる場所です。
その環境からの接触による感染は起こりにくいと思われます。
その一方で、患者さんにとってはマスクを外さざるをえない場所です。
ここが患者さんの心理的に不安になるところなのだと思います。
それでも今のところ、歯科治療を通して感染したという報告はなく、
設備や空間的な感染予防に気を配り、
対面ではマスクをしておとなしく治療をしていれば、少なくともこちらから治療時に患者さんに感染をさせることはまずないのではないかと考えられます。
説明時の会話なども今ではマスク着用が必須ですね。
コロナ前は説明時には、コミュニケーションとしてマスクを外すことがよしとされていましたが、
風景が変わりましたね。
マスクはしてますが、お顔も対面にならない位置で説明するようにもしています。
医療用材料の不足
滅菌・消毒に関してはコロナ前もきちんと行っていたので、
コロナ以降に追加した作業があるとはいえ、
ここは意識がもともと高いので、作業自体はスタッフも協力的で苦ではないのですが、
エタノール類、グローブ類等の供給が少なくなり、また高騰をしていることが苦しいところです。
グローブはコロナ前と比べて5倍くらいの価格になっていて、かつ供給量も少なく、
世界的需要やゴムの生産地マレーシアのロックダウンなどの影響でまだまだ騰がりそうです。(マスクは落ち着きました。)
高騰していたとしても、当然、患者様ごと使い捨てですが、
一回の治療で、歯科医師、アシスト、片づけ、あらいものなどと考えると、
おひとりの治療で10枚以上使うこともあります。
コストの問題も困るのですが、グローブの供給が途絶えたら、
治療自体ができなくなる可能性もあります。
アフターコロナということで数年後ですが、何か別の素材などの開発も行われることが予測されます。
今年の診療を振り返る
実際の治療では春の緊急事態宣言前後には、患者数が普段の半減以下の診療日も続きました。
宣言解除後は少しずつ患者さまも戻ってきましたが、コロナ前という感じではないですね。
定期的にメンテナンスに見えられている患者さまやインプラントや矯正治療の患者さまは変わらず通院していただいていますが、
痛みや腫れなどの緊急処置の患者さんは我慢しているのか、不要不急ととらえているのか減ったように思います。
コロナ第1波の頃にコロナが不安だからと中断してしばらく見えられなかった方が、
顔まで腫れて来院されたりするのを見ると、
必要な処置やメンテナンスはした方がいいのになとは思いますが、
コロナに対する価値観はそれぞれ違いますし、なんとも言いにくいことであります。
あと、ストレスのせいだけにはできませんが、かみしめが強い方も多く、
歯が割れて抜歯になってしまうという方も例年以上に多かった気がします。
コロナによる肺炎などの直接的な影響だけでなく、間接的に健康に影響がでている面もありそうです。
健康を守るためにも、早くコロナが収まって日常の生活が取り戻されることを切に祈ります。
インスタグラムはじめました
スタッフたちからの提案で11月から、西船橋駅前歯科のインスタグラムを始めることにしました。
情報発信の必要性は今後ますます高くなっていくのでしょう。
しっかり感染対策をしながら治療している安心感や医院のよい雰囲気が伝わるとよいのですが・・・
西船橋駅前歯科 インスタグラム
https://www.instagram.com/nishifunabashi.ekimae.dental.c/
今のところ、インスタグラムはスタッフががんばってくれています。
今年は今一つ、プラスなイメージの話題がないのもあり、
私が書いているこちらのブログの更新が滞っていたのですが、
私も院長目線で診療方針や歯科のことを伝えていかなくてはと改めて思っています。
来年に向けて
コロナもあり、今年は新しい取り組みも少なかったのですが、
来年以降もコロナはすぐそこにあるものとして考え、引き続き感染対策に力をいれていきます。
歯科診療において感染対策は大事なことではありますが、歯科診療の本質はよい治療を行うことです。
コロナに対する感染対策の形はだいぶ見えてきたこともありますし、
来年は、本来のよい治療の提供のために新しいことにも取り組んでいきたいものです。
その時は、このブログでご案内もしていきます。
ちなみに、やはり取り入れていきたいことは、治療や院内システムのデジタル化ですね。
構想段階ですし、コロナの広がりも先がよめないので、時期などは明確にできませんが、
質の高い診療のために来年も頑張っていきたいと思います。
来年は良い年になりますように。
引き続きよろしくお願いいたします。